宿曜占星術の相性占いの特徴
宿曜占星術における人間関係を占う「相性占い」に関しては他に類を見ない的中率が特徴です。
宿曜占星術の「相性占い」は、相性が良い、悪いなどという二元論的な単純なものではありません。自分の宿(本命宿)と他の宿とはお互いにどのような関係であるのか?という対人関係の相性を導き出すもので、宿曜占星術の大きな特徴となっています。
人と人を巡り会わせる縁。人は時として人力を超えた不思議な力に導かれるものです。「こうなったのも何かの縁」と付き合いを始めたりするのも、この縁の作用が影響しています。過去の縁をふりかえり、現在の縁を発展させ、未来の縁に希望を託すこと。そしてその縁をどう受け入れ、発展させるかで、私たちの生きる道や世界も大きく変わってきます。人は無意識のうちに様々な選択をしています。いつ何を(誰を)選ぶかで人間関係もどんどん変わってきます。今の人間関係のほとんどは私たちの選択と縁が形づくったものだといってもいいでしょう。
相性
「円滑な人間関係を築くうえで、どのように相手とコミュニケーションをとるべきか」を解いたものが宿曜占星術の相性占いの大きな特徴です。ここでは6種類の基本的な相性を紹介します。更に詳しく相性を見たい場合は、ソウルメイト別のエレメントの相性をご覧ください。
人間関係の11のタイプ
私たちを取り巻く人間関係は、どんなに複雑に見えても整理すれば、11のタイプに分けられるというのが宿曜占星術の基本です。11のタイプとは次のとおりです。
①似たもの同士の人「命」
現世で出会うべき宿縁で結ばれているソウルメイトの関係です。同じ価値観を持ち、人生の使命や役割も似ているので、損得ぬきに応援でき、力の貸し借りも無理なくできます。時を経て再会しても、以前と同じような関係にすぐ戻れるでしょう。
②サポートしてもらう人「業」
前世からの繋がりのあるソウルメイトの関係です。どこか懐かしさを感じる相手で、前世での貸しを返してくれるかのように無償のサポートを得ます。価値観や行動パターンが似ているので、以心伝心のように口に出さなくても互いのことが自然とわかってしまいます。
③サポートしてあげる人「胎」
来世でも出会うソウルメイトの関係です。宿命的な縁や志を受け継ぐことになるでしょう。相手につき従うケースはありますが、強制的なものではなく、未来に縁を繋ぐような連携的なものとなるでしょう。本音の付き合いができるので、助け合いながら困難を乗り越えていくことができます。
④繁栄をもたらす人「栄」
希望に満ちた有益な関係を築くことができます。発展が期待でき、望んでいるものや希望、理想と言ったものが似ています。
⑤心の繋がりをもたらす人「衰」
他愛もない会話で盛り上がる楽しい関係。優しさに触れるうちに好きになっていた、ということが多く精神的な結びつきが強いので、どんな障害があっても乗り越えようとします。
⑥安定を持って破壊する人「安」
相手を抑圧し、無意識に攻撃してしまいます。些細なことでも衝突しがちで、挑発的な言葉を投げかけたり、相手の不安な気持ちを煽るような行動を取ってしまうことも。ただ、あなたが全く知らない領域について相手はとても詳しいはずなので、上手く付き合えば、お互いの世界が拡がることになるでしょう。
⑦危険を与えられる人「危」
精神レベルが異なることが多く、意見や考え方に相違が生じやすいでしょう。緊張した雰囲気になりやすく、なんとなく虫が好かないような煙たい存在になりがちですが、ビジネス面では良い働きに。大きなリスクを感じても、ハイリターンで返ってくる可能性があります。
⑧成功に導かれる人「成」
仕事面で成功へと導いてくれる相手です。考え方は違いますが、さまざまな知識や情報の交換ができ、知的好奇心をかき立てられるでしょう。適度な距離感を保つことができれば、有益な協力関係が築けます。
⑨破壊される人「壊」
一触即発のように、あらゆる意味で強烈なパッションを焚きつけられる相手です。最初は意気投合して盛り上がることもありますが、愛情が絡むことで摩擦が生じ、憎しみを生む結果に。相手が師弟の「師」にあたる尊敬できる存在であれば、破壊される作用は良い方向に働きます。また、クリエイティブな分野での働きは、大成功する場合もありますが、失敗のリスクも覚悟して。
⑩交友をもたらす人「友」
精神レベルが似通っている場合が多いので、付き合いやすい相手と感じるでしょう。ただ、友人のように楽しい相手だけに、一緒に居ると遊びの方に気が向いて仕事がはかどりません。
⑪親愛をもたらす人「親」
希望や進むべき道を示してくれたり、人生をより豊かにしてくれたりする家族のような関係です。絡むことで、自分のやりたいことや夢が明確になります。
基本的な6種類の相性
私たちの周りにいる人たちはすべて、11のタイプのどこかに当たることになります。
さらにこの11のタイプは、「命の関係」、「業・胎の関係」、「栄・親の関係」、「友・衰の関係」、「安・壊の関係」、「危・成の関係」という6つペアに分けられます。